日本鍼灸師会 第4回医療連携研修講座の参加案内
会長 三瓶 真一
さて、日本鍼灸師会より第4回医療連携研修講座の参加案内が届きましたので会員の皆様にご案内いたします。
要綱、プログラムは下記の通り
https://www.harikyu.or.jp/events/oth01-000-20230326/
過去においては、日本鍼灸師会が各都道府県鍼灸師会の学術活動のリーダーを養成するための『日本鍼灸師会臨床研修指導者講習会(略:臨床研)』に変わる講習会として始まったものです。
今もほとんどの理事は、この臨床研の修了者です。
私も約27年前、第15期の修了です。
当時は今のようにリモートの研修などあるはずもなく、2泊3日の朝から晩まで整形5疾患の徹底的な西洋医学的な徒手診察診断法の勉強で、経絡だ中医学だ、などの臨床実地を飛ばした病態把握に特化した研修会でした。
そのため、そうした臨床を求めた受講者からは『西洋医学に傾きすぎ』といわれ嫌われもしましたが、経絡治療の大御所・小川晴通先生、大分の首藤傳明先生もこの臨床研の講師で、西洋医学的な病態把握の重要性を折に触れて語っています。
当時は各都道府県師会長推薦での1名のみが受講できる、受講したくてもなかなか受講できない、そういった研修でした。
2泊3日の後には、症例報告と予診報告のレポートを提出して審査され、基準以上であったら『鍼灸臨床研修指導者』として認定証が授与されました。
日本医師会であるところの『指導医』と同等の格があると教えられたことがあります。今も私の治療院には、この認定証を大切に掲示しています。
時代はだいぶ変わって、名前もシステムも変わったこの研修ですが、本会の今後の人材育成のため、『会場受講者』には往復の交通費と、真に必要な場合の宿泊費を支給します。
その代わり、会場受講での交通費宿泊費支給には条件があります。
・レポートが必要な場合は、提出すること。
・東北鍼灸学会で最低1回の発表を行うこと。
・本会定期講習会などで必要な時に講師を行い、
学術活動に積極的に協力できる方。
・NELS(日鍼会e-ラーニングシステム)申し込み済みであること
・受講までに、上記CFS(臨床基礎コース)を受講しておくこと
また下記の方は、交通費宿泊費の支給はしません
・過去の臨床研などで、レポート未提出の方。
以上、だいぶ長くなりましたが、『会場参加』の方を本会では1名のみ、本会事業である講師育成事業として派遣しますので、希望の会員の方は事務局小沼先生までお申し出ください。2月15日までメールにて。
会場参加は50名限定です。狭き門となることが予想されます。
2月15日で締め切り、本会理事会で速やかに審議しフォームにて参加申し込みいただきます。
リモートで参加希望の会員の方へは、本会では特に補助はありませんが、各自自由に加申しこみをお願いいたします。
※NELS(日鍼会e-ラーニングシステム)申し込み済みの方
https://forms.gle/eNRZjcPXCqPrvRRA6 (3月23日まで 80人限定)